歯周病 予防・治療

東洋医学は、全体をみることより始まるといわれます。全身状態を把握し、支配する精神的な面も考慮に入れて診断します。

ところが、今までの歯科治療では、東洋医学的手法はあまり使われていませんでした。なぜなら、私たち歯科医は絞った対象だけをみる専門家であり、口腔内に限って治療を行
っていたためでした。

しかし、医学の発展とともに、局所的な所見が全身をみる重要なカギとなってきました。すなわち、東洋医学的視点でみる 個々の部位の反応・症状を全身状態の「サイン」と
して認識するようになってきたのです。

口腔内の病気も単なる目の中に限った病気と思わないで、全身から発している「サイン」と認識すること、人には生来持っている自然治癒力があり(これを自然免疫という)、そ
の力を引き出し、免疫バランスを整えていくという考え方が、「漢方うがい薬」や「マスティックジェル」の開発につながったのです。

現在、レーザー治療を取り入れながら、一方で漢方うがい薬でケアを図るというように、西洋医学の知恵と東洋医学の経験を合わせた治療を行っていますが、予防を重視し、自然治癒力を生かす治療は、これからの医学の流れでもあるのです。

ぜひ、このサイトを読んで、術周病についての正しい知識を得てくださることを期待します。体の「サイン」を知ることで、身体にやさしい少しばかりの心配りをすること。それだけでも十分病気を予防できるのです。

そして、あきらめずに、歯科医と二人三脚での治療、とりわけセルフケアに取り細んでください。

歯周病は、はっきりした自覚症状のないまま、少しずつ進行していく病気です。

ある日突然、歯がポロリと抜けてしまう、なんてことのないよう日ごろからお□の中をチェックする習慣をつけましよう。

あなたのお□はだいじようぶかどうか、「歯の意識度チェック」と「歯周病セルフチェック」で、チェックすることから始めましよう。

歯の意識度チェック

質問
両親の歯の状態はどうですか? 悪い 良い
歯を磨くときにどんな注意をしていますか? 特に注意していない 熱心に丹念に
歯ブラシを取り替える期間はどのくらいですか? 1~3ヵ月かそれ以上 1ヵ月に1度

*Aが1つでもある人は歯周病に注意が必要です。

歯周病セルフチェツク

  • 奥に汚れ(プラーク)がついていると思いますか?
  • 歯を磨くときに歯肉から出血しますか?
  • 歯肉の色が赤、または赤黒いですか?
  • 歯肉がむずむずすることはありますか?
  • 歯がときどきはれたり、痛んだりしますか?
  • 歯肉を押すと膿が出ますか?
  • 歯が動くようになつたと思いますか?
  • 最近、歯が長くなったようにみえますか?
  • 歯と歯の間に食べ物がよくはさまりますか?
  • 歯ぎしりや、いびきをかくといわれますか?

*「はい」が3つ以上ある人は歯科医院で検査をしてもらいましょう。
*5つ以上あるという人は歯科医院での早期治療が必要です。




歯周病菌とたたかう免疫システム

歯周病菌が増えてくると免疫システムも活発に 口の中に歯周病の原因菌がどんどん増えてくると、これを防ぎ排除しようとする体の働きが活発になってきます。このような、外敵から身体を守ろうとする生理的な働きを免…

歯周病の基礎

全身の病気も引き起こす歯周病菌

歯周炎の菌の多くは、酸素を嫌う嫌気性菌 口の中にいる細菌のうち、同じ悪玉菌でも、虫歯の原因菌と歯周病の原因菌は異なります。さらに、歯周病のうち、歯肉炎と歯周炎でも原因となる菌は違います。 虫歯の原因に…

歯周病の基礎

プラーク1mg中に数千億の菌がいる

口腔内は善玉菌と悪玉菌でバランス保持 歯周病の原因には、細菌・免疫力・かみ合わせの3つがありますが、直接の原因となるのは口の中にいる細菌です。歯周病は、細菌による感染症です。 もともと~の中には300…

歯周病の基礎